読んだ本(愛蔵版 幸運を引きよせるスピリチュアルブック)

江原啓之さんの本には、だいぶハマってたくさん読みました。

病気になる前から大好きで、たぶん、これが初めて買った江原啓之さんの本だったと思います。

「スピリチュアルブック」

「スピリチュアル生活12ヶ月」

の2冊がセットになっていて、おまけも付いている愛蔵版です。

スピリチュアルに関して、わりと基本的な内容が書いてありますが、良い習慣を身につければ幸せが寄ってくるということです。

私はもともと頑固な性格で、習慣を変えるのは苦手なのですが、強迫性障害を治すためなら何でもやろうと思ったので参考にしました。

 

読んだ本(実体験に基づく強迫性障害克服の鉄則35)

本気で「モヤモヤくん療法」を実践しようとした時、この本がとても助けになりました。

強迫行為をガマンする苦しみと闘っている時、コーチに「がんばれ!がんばれ!」と励ましてもらっている感覚です。

病気の人に「がんばれ」と言ってはいけないとよく言いますが、この本は、苦しみを理解してくれる人に本気で寄り添ってもらっている感じがして非常に励みになりました。

 

「モヤモヤくん」を静めるため…

以前、「モヤモヤくん療法」のやり方を説明しましたが、「モヤモヤくん」とは、あの強迫観念が襲ってきた時の不安感のことです。
これを静めることは、並大抵の努力では成し得ません。
「モヤモヤくん」と自分とを切り離して考えると言っても、すんなりイメージできるものではありませんし、私も、はじめのうちは「モヤモヤくん」が暴走していた時、あの苦しみから逃れるため、迷惑だとわかっていながらも誰かに安心するような言葉をかけてもらっていました。
さらに、安心出来そうな言葉を聞けたら、忘れないようメモに書き、「モヤモヤくん」が襲ってきた時に、それを読んで安心しようとしていました。
しかし、強迫観念は、そんなに甘いものではなく、自分を信用できなかった私は「本当にそれを聞いたのか…」と余計な考えが浮かんでしまい、そうなると記憶が曖昧になってきて、その耐え難い不安感を消すため、また誰かに安心する言葉をかけてもらって、それを何度も書くという無限ループに繋がっていたのです。
そのため周りの人たちに、かなり迷惑もかけましたし、友達も何人かなくしました。
人に言葉をかけてもらったと言っても、もともと私は人に自分のことを話すのが得意なタイプではありません。
にも関わらず、当時は強迫観念の苦痛に耐えるだけの余裕がなく、恥ずかしいと思いながらも人に助けを求めていたのです。
自分で自分に「大丈夫」と言い聞かせようとしても、自信が無さすぎる私は「自分の考えが一番信用できない」と思ってしまうのでムリでした。
そんな当時、薬の副作用のせいか、文字を読むと気持ち悪くなるといった症状があったものの、少しでも「モヤモヤくん」を静めるために良さそうな本を、無理してたくさん読んでいました。
しかし、それは今でも自分にとってプラスになっていると思います。

前回までのまとめ

前回まで、私が強迫性障害を治すために実際に行ってみて効果的だったと思う方法を書きました。
まとめると

①モヤモヤくん療法
②軽い運動をする
③栄養をとる
④規則正しい生活をする
⑤部屋を綺麗にする
⑥中途半端で良しとする
⑦人に頼る
⑧自律する
⑨夢を持つ
⑩運命に任せる

簡単ですが、重要なことは、だいたい書けたと思いますので、今後は、これらを私が、どうやって頑張ったかということも詳しく書いていきたいと思います。

方法⑩(運命に任せる)

強迫観念が沸き上がってきた時は、モヤモヤくんが暴走して、ほんの0.1パーセント位しかないような可能性の低いことを激しく心配してしまい、その心配が止まらないのです。
でも、それは自分ではなく、モヤモヤくんのせいなので、そんな時は、モヤモヤくんを無視するのが一番です。
しかし、それは「運命に任せる」という意味でもあります。
不安で不安で仕方ありませんが、自分の力は運命には勝てません。
私の場合、子どもの頃から「出来ない」と言ったら怒られるという環境で育ったこともあって、実力以上のことをやろうとする癖がありました。
しかし、それはある意味、傲慢な考えで、「出来ないものは出来ない」と認める謙虚さも必要なのです。

方法⑨(夢を持つ)

強迫性障害を患っていた私は、当時、小さい子どもがいました。
しかし、まともに育児ができない状態だったので、周りの人達が何とかフォローしてくれていました。
なので、私にとって「普通に子育てをする」ということが最大の夢になっていたのです。
でも、もしも当時の私に、そういった夢がなかったら、今頃どうなっていただろう…と思います。
夢を持つって大事なことだなぁと改めて思います。
夢と言っても、「結婚する」とか「家族旅行に行く」など、自分以外の人の同意がないと実現しないものより、「資格を取る」「カフェを開く」など、自分が努力すれば実現するものの方がいいと思います。

方法⑧(自律する)

自律とは、自立とは少し違い、精神的に自立するということです。
強迫性障害を患っていた頃の私は、まるっきし自分に自信が無く、人に認めてもらわないと生きていけない人間だったので、否定されると、それはそれは酷く傷ついていました。
つまり、これは自律していないということです。
しかし、よく考えたら犯罪を犯すわけではないので、自分が正しいと思ったことをすればいいのです。
多少、周りの評価は気になりますが、世間が正しいとも限らないわけだし。
とはいえ、人の意見は、聞いておくと為になることも多くあるものです。
そのうえで
「自分は自分」と割り切った考えを持つべきだ!
という、少しレベルの高いお話です。