方法⑥(中途半端で良しとする)

強迫性障害の症状に悩んでいた時、自分が完璧主義者だということに気付きました。
なぜ、それまで気が付かなかったかというと、実際は何も完璧に出来ていないと思っていたからです。
当時の私は、常に「ここまでやりたい」という目標を持っていて、目標を達成すると、充足感を感るのですが、逆に達成しないと、ひどく罪悪感を持ってしまっていたのです。
例えば、「掃除しなきゃ」と思ったら、掃除は上から下が基本だから、「棚などのホコリを落としてから上拭きをして最後に掃除機」とかいう順序を考え、最後まで出来ればいいのですが、出来ないと罪悪感を感じるのです。
でも今考えると、家事なんて完璧にする必要はありません。
むしろ、いかに中途半端にやるかということの方が重要なのです。
掃除に関しても、確かに理想的な順序はありますが、最初に掃除機をかけ、余裕があれば棚を拭くとかにしても、普通に生活できるので問題ナシです。